近年増加している企業ブログについて、その必要性について紹介します。
情報源はウェブサイトが占めている
BtoB(企業から企業での取引)の場合、製品・サービスの情報源として約70%が企業のWebサイトを情報源にしているという結果が出ています。
営業員の説明やカタログ、業界サイト、専門雑誌等を差し置いて企業のWebサイトが1位となっています。
BtoC(企業から消費者での取引)の場合は商品購入時の参考にする情報源として、約60%近くの人がWEB検索を行っております。
また、購入する商品が決まっている状態でも60%以上の方が、最終確認として、Web検索を行っている事がわかります。
企業ブログのメリット
会社の資産になる
企業ブログだけでなく、ブログ全般に言える話になりますが、記事は資産として、半永久的に残ります。
広告等は配信期間が定められており、それが過ぎてしまうと何も残りません。
質の高い記事を書いて、それが累積され、検索エンジンから良い評価を受けます。
ファンづくり
記事を増やすことは、ユーザーとの接点を増やすことにも繋がります。
また、情報が多ければ多いほど、ユーザーにとっては役立つサイトという認識にもなります。
ブログを通じて、アドバイスや情報を提供することにより、信頼を得て、ユーザーに商品やサービスを買ってもらうという流れにもなります。
ブランド化に繋がる
ビジネスの成功する要素のひとつとして、ブランディングです。
自社の製品・サービス、企業イメージなどをブログを介して紹介することによって、企業のブランド化を図ることが出来ます。
例えば、
◯◯の問題で悩んでいる方は・・・「我社のこの製品・サービス!」の様に、
イメージ戦略を行い、「◯◯といえば、(社名・製品・サービス)だよね~」等ユーザーにすり込ませる事も出来ます。
企業ブログのデメリット
成果に繋がるまで時間がかかる
広告等は短期間で売上に繋がりますが、ブログは長期的な目で見ないと売上に繋がりません。
広告は指定した地域やキーワードで検索のトップや各サイトの広告として表示されます。
ですが、ブログはウェブページの上位に表示されにくい状態が続いてしまいます。
SEO対策を行ったからと行ってすぐに上位に表示されるわけではありません。
地道に記事を増やして、ブログそのものの評価を上げ、検索上位を勝ち取ることができるのです。
費用対効果がわかりにくい
Web広告は費用対効果が目に見てわかりますが、その点ブログはわかりにくいです。
ブログは無料で行えますが、その分時間という大事なものを使用します。
基本的にブログは売り上げに直接関わるものではなく、間接的なものになります。
ですので、ユーザーに対しての影響というのを数値化することも難しいです。
企業ブログを行う際のポイント
発信の継続
企業ならではの情報を発信できるという大きなネタが存在します。
少々嫌味な言い方になってしまいますが、
「夏季休暇のお知らせ」「緊急事態宣言での対応について」等の投稿を行っているようでは企業ブログとは言えないと思います。
また、業務が暇な時間だけブログ記事を投稿するという利己主義的なブログも控えるようにしてください。
訪問者がそのブログを見てどの様に感じるでしょうか?企業に対しての信頼を得ることができるでしょうか?企業のやる気の無さがアピールされてしまいます。
週に1回で構いません。
しっかりとした記事を毎週継続できるよう頑張りましょう!
製品の紹介・サービスの方法について
製品・サービスの広告だけを行っていないでしょうか?
正直製品広告等は販売ページでたくさん見れます。
企業ブログですので、それを生かした使い方をしましょう。
例えば、「◯◯◯な事でお困りの場合は△△△製品を使って、☓☓☓の使用方法で解決しましょう!」
等を画像や動画を使用して紹介するだけでもユーザーにとっては違った見え方をします。
業界知識やノウハウを活かす
ブログを続けていくと、ネタ切れで困ることもあると思います。
その時は業界の情報をコンテンツとして発信するのも一つです。あなた自身はその業界のプロ(専門家)ですので、他の人に比べより多くの情報を知っているはずです。
あなた自身は知ってて当然というのが、ユーザーにとっては「初めて知った!」「なるほど~」「へぇ~」なんてことは多くあります。
ユーザーからの反応を見て今後のコンテンツの拡大も出来ます。
また、日本人はノウハウが大好きです。
近年の動画では海外のライフハック(Life hack)やハウトゥー(How to)等がバズっていますね。
専門的な知識を用いて、解決方法をテーマにして、記事を書くのもネタ切れ回避方法として十分に役立ちます。
事例や過程を紹介する
建設業や製造業等の場合、完成・購入後に良し悪しが判断出来ます。
十分な腕や実力があるのにその魅力を紹介出来ないのはもったいないです。
その場合は「実績」や「制作過程」として紹介することで、ユーザーに安心感を得てもらうことが出来ます。
業界によっては難しいところもあるかと思いますが、できるだけ発信を行いたいジャンルです。
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